17日18日と東京でレクチャーを受けてきた。
毎年夕方までだが今年はお昼に終了。
行く前から何度も予定を組みなおした。
日本橋の三井美術館に行って、京橋のブリヂストン美術館に行って、銀座の千疋屋総本店のフルーツパフェを食べて、お買い物をして・・・
やりたいことだらけ・・・
でもメインは美術館。
なんといっても三井美術館の国宝「雪松図屏風」
メトロの2日間乗り放題パスを買って いざ出陣!!
銀座線に乗って三越前下車。すぐ目の前にそびえ立つ三井タワー。
さすがにシンプルで重厚感があって素敵。
7階に上がって荷物をすべてロッカーに入れて・・・
なにせおのぼりさんだから荷物が多い。
レクチャーの花から見本の花器まで持っている。
身軽になって作品に集中。
公立の美術館とは違って、物見遊山の人はいない。
静かな大人の時間が流れている。
こういうのがいい。
一言も会話をせず、作品と対峙する。
充実した時間。
しあわせ・・・
展示の仕方といい、内装といい、ライティングといい上品で最もよく鑑賞できるように考慮されていてすばらしい。
数々のもったいないほどの作品を鑑賞し、4番目の部屋に入るなり足がピタッと吸い付いたように止まって動けなくなった。
部屋の一番奥に展示されているにもかかわらず、入り口まで動いて出てきたのかと思う程の迫力。力強さ。
清らかな美しさ。
大胆な構図、剛と柔、陰と陽。
とてもこんな陳腐な言葉では顕わせない。
しばし立ちすくむ。
近づいて、離れて中央から左右から。
ゆっくりと離れて椅子に座り感慨にふけった。
息が詰まるほど胸が高鳴った。涙がにじむ。
この感動はどこからくるのだろう。
この絵の中の何と私の中の何が共鳴したのだろう。
不思議な感じがした。
たぶんこの絵と同じ景色が目の前に開けていても
このような突き動かされるような感動はない。
絵から何かが発せられているとしか思えない。
数百年の時を経てなお・・・この中に何が生きているのだろう。
円山応挙の思い?命?
応挙を通して顕わされた大いなるものの命?
まさに国宝。
「雪松図屏風」に礼拝し、ここちよい脱力感で会場を後にする。
こんな幸せなときにも携帯電話は容赦なく震える。
明日の予約の赤バラを市場に注文しろという。
最高級で104本。もうネットに揚がっていてままならない。
福岡の花市場に携帯で電話。
「あの生産者のオスカーで揃えたいとよ!
無理は承知で、そこんとこ何とかしてくれん?」
シーンと静まり返った美術館の廊下で博多弁・・・
せっかくスカして歩いてたのに。これって死語?
しばらくの間、現実に引き戻された。
下まで降りてきたら同じ建物の中に千疋屋フルーツパーラーが!
なんという幸せ。
遅い昼食もかねてハッシュドビーフと・・・
フルーツパフェがない!えっ?
フルーツパフェのない千疋屋なんてクリープのないコーヒー・・・
いや反対か。
とりあえずストロベリーソイ???なるものを食べた。
美味しいものをいただくと元気になる。
次はブリジストン。
こちらは西洋絵画と彫刻。
ナイル文明から現代まで目白押し。
モネの睡蓮を堪能し、後は頭から溢れ出る感じ。
見た目とはウラハラの小さい頭にはもう入らない。
ゼイタクな半日を過ごし、銀ブラ。
ボーッとした頭でお買い物の算段をしながら歩く。
17時過ぎの銀座、人通りは増してゆく。
どこからか私を呼ぶ声・・・
銀座に知り合いはない。そのまま歩き続ける。
しばらくして顔を覗き込むように声を掛ける人。
銀座のキャッチセールス?はじめて出会った。
私に何のご用?いぶかしげに顔を上げる。
よく知った顔。
「キャー!!!なんでここにおると?」
突然の博多弁。繕う余地はない。
これって平気?・・・さっきまで東京弁だったのにぃ
あまりの大声にとまどう相手。
声かけて後悔したでしょ?ごめんなさい。
ここは花の東京銀座のど真ん中、しかも横断歩道の上。
お互い連れを待たせたまま機関銃のようにしゃべる。
もっとゆっくり話したいことがあったのに・・・
しかしすごい!
年に一度行くかどうかという銀座でしかも雑多な夕刻に
昨年転勤で上京した知る辺に出会うなんて。
ドリームジャンボに当たるより難しい。
ゼッタイ奇跡!!
たしかにバッタリ会えたら楽しいのにね。と思ったけど・・・
神通力ついてきたかな?
今年は宝くじ買っちゃおっかなぁ。